ポケカバブル崩壊！？ちょっと待って！！今焦って売るのは間違いです！

ここ数年値上がりを続けているポケモンカード・通称ポケカ
投資としてポケカを買っている人も多いのではないでしょうか？

そんなポケカがここ最近大きく値崩れを起こしています。　
ですが！今焦って損切りをする事は間違っている！ということを私なりの考えでお伝えいたします！

そもそも値下がりのきっかけは？

カードの値段は大きくはカードショップの買い取り金額が左右しています。
今はメルカリなどのフリマアプリで個人間での取引も活発ですが、カードショップはこの値段で買い取ってくれる、というのは大きな担保になるんですね。

そんなカードショップですが、ある店舗でPSA鑑定品の買い取りを一時休止したのです。
それを受けてか、他のショップでもPSA買い取りの休止発表が相次ぎました。

私は内部の人間ではないので、なぜそうなったかは憶測ですが
・PSA鑑定品の異常な値上がり
・鑑定偽造品の発覚

この２つが大きな原因ではないかと考えています。

そして先程お話ししたようにカードショップがいくらで買い取ってくれる、というのが大きな担保になっているカード相場ですから、ショップの買い取り休止というのはその担保の消失を意味するのです。

急な値下がりを見て、在庫を抱えている人たちは焦ってフリマアプリに出品していきます。

そうすると当然、価格競争が起こるわけです。
大量に同じ商品が並ぶなかで買われる商品とはどんなものでしょうか？

もちろん、1番安い商品ですよね？
カードというものは紙ですから、傷がつきやすいのでそのカードのキレイさによっても値段に優劣がつくのですが、そこは同じPSA鑑定品

微細な差はあるかもしれませんが、信頼のある機関によってもう点数がついているのです。
そうなるとあとは値段でしか差別化できません。

その結果最安値であろうとする人たちによってどんどん値下げが行われるのです。

しかし！その行動は間違っている！ということをついにお話しします。

投資というのは利益を出すことが前提ですが、最も大事なことは損を出さない、ということです。
だからポケカ投資をしていた人達は少しでも損を小さくするために無理な出品を繰り返しています。

ですがポケカというものはそう簡単に崩壊しません。これは断言できます。

その理由とは大きく３つ
・ポケモンという大きなコンテンツであること
・需要に対して供給が追い付いていないこと
・絶版になっているもの、限定品は一定の価値を保つもの（再販された場合を除く）

また、コロナが落ち着いてきていることも対面で行うカードゲームにとっては追い風です。向かい風が止んだ、と言った方が正しいかもしれませんが。

まず、ポケモンといえば知らない人はいない！と言っても過言ではない一大コンテンツです。
また、年齢層も非常に幅広く愛されています。
そんなポケモンカードが突然不人気、あるいは終了する、ということは考えにくいですよね？

次に需要と供給について
昨今ではポケカの新作が出るたびに購入戦争が起きていることはニュースにもなっています。
つまり需要に対して供給が追い付いていないのです。

欲しいのに手に入らない、となれば定価より高い値段を出してでも欲しい！という人が出てきます。
転売屋はここに目をつけた人達ですね。

ポケカの公式が需要に追い付く量を生産するようになれば値上がりは回避できますが、現状難しいでしょう。生産には限界がありますし、大量に出回って逆に値崩れを起こす事は企業としては回避したいものですから。

絶版、限定品というものはこれ以上増えないことが確定しているものです。
これらは当然その希少価値によって大きく値下がりすることはありません。
それらが価値を失う時は、再販されるかポケカ自体が終わるときでしょう。

以上の理由から、いたずらに出品を増やすことが自ら価値を下げている行為だ、ということが分かっていただけましたでしょうか？

資金を回転させるために損切りをしてでも換金したい投資家さんもいらっしゃるかもしれませんが、
今は我慢のときです。混乱がおさまるのをじっと待ちましょう。

値下がりを続ける中で底値で売るのはあまりにももったいないです。
転売屋によって異常な釣り上げをされた最盛期の値段には戻らない可能性も確かにありますが、今の下がり続ける値段よりは良くなると思います。